Firefoxの使いやすさについて勝手に宣伝してみる

大学に入学してPCを持つようになってから、ブラウザはFirefoxを好んで使っている。
もう10年以上前になるのだが、その頃はGoogle Chromeがブレークする少し前で、IEの次に人気だった。アドオンやテーマなどによるカスタマイズ性が人気を下支えしていた。

間もなくして、Chromeが支配的なシェアを獲得するようになった。圧倒的なページ表示速度の性能や、スマホの普及によるところが大きかったように思う。

Firefoxも数年前のメジャーアップデートで、パフォーマンスを大幅に改善した。
「Firefox 54」正式版公開、Firefox史上最大の変化「e10s」で応答性向上

しかし、最近はGoogle Chrome、そしてEdgeに押される形で、人気が急落しているらしい。
Firefox Lost Almost 50 million Users: Here’s Why It is Concerning

記事では、ChromeやEdgeがそれぞれOSのデフォルトブラウザとなっていること、GoogleがGoogle Chromeのインストールをユーザーに推奨していることなどを挙げている。

Firefoxファンとして少し寂しく感じられる。また、Chrome系のブラウザがシェアを独占することにより、今後Firefoxでは見れないページが出てくるなどの弊害も出てきかねない。
そこで、大変微力ながら、勝手にFirefoxを宣伝してみようと思う。

  1. 外観のカスタマイズ性が高い
    Firefoxでは、戻るボタンやブックマークツールバー、アドレスバーなど、ユーザーの自由で並び替えることができる。私がFirefoxから他に乗り換えなかったのは、インターフェースを自分好みに作り込んできたこともある。
    Chromeでは各機能のオン・オフを切り替えることができたりするが、Firefoxに比べるとカスタマイズの幅は劣る。

  2. セキュリティが固い
    他のブラウザに比べて、セキュリティが固いらしい。
    公式サイト ではChromeとの比較で、以下が長所として挙げられている。

    • 既定でサードパーティトラッキング Cookie をブロック
    • ソーシャルトラッカーをブロック etc

    これらの機能を全面にアピールしている。
    実際はChromeでも設定次第では対応可能かもしれないが、公式サイトでもあまり強調されてはいない(「危険なサイトを回避」する機能は搭載されているらしい)。

    個人的には、Googleなどに頼り切って生活している以上、効果は限定的と思えるので、あまり重きはおいていない。
    それでも、例えばアダルトなサイトを見るときなど、Firefoxでプライベートブラウズしていると、多少は安心感がある笑

  3. Android版を含めて、パフォーマンスは改善してきた
    PC版Firefoxを愛用しているため、スマホを初めて手にしたときから、Android版Firefoxを試してきた。
    かつてはAndroid版Firefoxはブラウズ中頻繁にダウンし、少し重いページでは描画もままならなかった。 しかし、最近ではこのようなことはなく、通常のブラウズには支障ないレベルまで改善されている。
    Chromeに対してはまだ若干劣っているが、十分選択肢に入るレベルである。これによってブックマークの同期などにより、PC版の利便を引き継ぐことができる。
    また、PC版についても、上記の数年前のアップデートで他のブラウザにキャッチアップしてきたように思われる。体感的にはChromeとの差はほとんどない。

以上のように、Firefoxは十分選択肢に入るブラウザであり、OSのデフォルト以外のブラウザをわざわざインストールするのであれば、検討してほしいと思う。

上記の他にも、イデオロギーの問題(Googleに支配されたくない)や、手持ちのPCのメモリが小さい(Chromeよりもメモリの消費が少ないらしい)など、調べれば導入に値する理由は見つけられるだろう。